前職では東京都特別区の職員として、福祉や教育など地方行政の多方面に携わってまいりました。

「これが天職かもしれない」と思うほど充実した日々を送っていましたが、20代と40代に原因不明の体調不良に陥ったため休職を余儀なくされ、重度の鬱状態を経験しました。
一時は薬を15種類以上服用し肝機能の数値はボロボロに、血圧も下がり一人ではトイレにさえ行けなくなるほど弱った時期もありました。
「西洋医学だけに頼ることには限界があるのではないか？」と感じ始めたのはちょうどこの頃でした。

そしてもう一つ。
2011年の東日本大震災発生時に、避難されている方がすぐ側で身を寄せているにも関わらず、通常業務を行なわなければならないことに歯痒さを感じ、行政職員としてではなく自らの手で「目の前の困っている方にできることがあるのではないか？」との想いを強くしました。

抱き続けた二つの想いをカタチするため一念発起し、27年間勤めた地方公務員を退職。
学校法人呉竹学園・東京医療専門学校へ進学、鍼師・灸師・あん摩マッサージ指圧師という３つの国家資格を取得いたしました。

卒後は西洋医学と東洋医学の融合、統合医療の時代が必ず来ると確信し、現代・古典・中医の知識と技術、美容やスポーツ、心理や介護など治療や教育の第一線で活躍する先生方から最先端を身につけようと、アドバンスコースである同校教員養成科へ進学、教員資格も取得しました。
また、災害時に鍼灸あん摩マッサージ指圧師にできることを常に考え、DSAM（災害支援鍼灸マッサージ師合同委員会の略称）の講習会等にも積極的に参加、平時より意識を高く持って災害支援に取り組んでおります。


皆さまが「より善く生きられる」ようお身体の声にしっかりと耳を澄ませ、
『手を添え、言葉を添え、心を添えて』

身近な「かかりつけの鍼灸マッサージ師」として
本日出会えた皆さまとのご縁に感謝し、今日そしてこれからの日々に寄り添わせていただけたら幸いです。

お一人おひとりを大切に、心を込めて施術させていただくことをお約束いたします。